映画の公式サイトは上映後も続けるべきだ

最近では、映画公開時期に、その映画にあった公式サイトを立ち上げることが多い。
映画公開前や映画公開中にユーザーの関心を集めるのに使われていて、おそらく効果を上げているんだと思う。しかし、映画公開終了後しばらくたつと、その公式サイトの公開も終了してしまい、何も表示されないことすらある。

予算などの問題があるかもしれないが、映画の公開は終了しても、映画の公式サイトの公開は何らかのかたちで続けるべきだ。
映画の公開が終わっても、その映画は生き続ける。その映画を紹介している情報サイトや、ファンのサイトは生き続けるし、映画の公式サイトに貼ってくれているリンクも生き続けるのだ。

こうしたサイトや Google などを頼りに、その映画の公式サイトの情報にアクセスしてくれたユーザーに対して失礼だし、その映画会社の信頼も落としかねない。さらに言えば、映画公開後に DVD をリリースして利益を上げようとしている映画会社自身にも不利になる可能性もある。

例えば、『ナチョリブレ』のDVD を買いたいと思ったユーザーが、その映画を紹介している映画サイトにアクセスして他のユーザーの意見を見たあとで、自分で判断する材料がほしいと思い、その映画の公式サイトにアクセスしても、何も表示されない (下記のムービーを参照)。

ユーザー行動パターンの例のムービー (QuickTime ファイル: 約 1.6 MB)

ちなみに、『ナチョリブレ』は 2006 年 11 月 3 日に映画公開され、2007 年 3 月 23 日から DVD 販売された作品だが、4 月 15 日の時点で、すでに映画の公式サイトが消えている (DVD リリースに関する公式サイトもみあたらない)。

このような場合、ユーザーがこの DVD を買ってくれる可能性は低くなるだろう。TUTAYA のレンタルで済ませてしまうかもしれないし、そもそも『ナチョリブレ』を見るのをやめてしまうかもしれない。ユーザーの評価が低い作品ならなおさらだ。

映画公開中と同じコンテンツを提供する必要はないと思うが、ユーザーとビジネス チャンスを失わないためにも、映画の公開は終了しても、映画の公式サイトの公開は何らかのかたちで続けるべきである。

投稿者 ino3: 2007-04-17 (火) 07:14

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投稿者: ino3

作成日時: 2007-04-17 (火) 07:14

カテゴリー: Web ユーザビリティ/IA

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